哲学用語集」カテゴリーアーカイブ

エックハルト【Johannes Eckhart】

1260~1327年ごろ。ドイツの神学者。ベーメとならぶ、ドイツ神秘主義者の代表。ドミニコ会(托鉢修道会のひとつ)に所属。 トマス・アクィナスの主知主義(知性的、合理点、論理的なものを重んじ、理性から道徳観を導きだそうと… 続きを読む »

ベーメ【Jakob Bohme】

1575~1624年。近代ドイツきっての神秘主義思想家。プロテスタント。 生業は靴職人。そのかたわらで、哲学的な思索に没頭。きっかけは25歳のころに得た啓示だという。このひともプロティノスらのように神秘主義的体験をしたの… 続きを読む »

社会契約説【Contrat social】

17~18世期のヨーロッパで人気だった理論。国家の起源について語っている。近代社会の黎明期の資本家たちの政治理論でもあった。 人間はもともと自然のなかで自然法にもとづいて国家も法律もなしに生活していたけれども、やがて自分… 続きを読む »

自然権【Natural Right】

国家が国民に与える実定法上の権利などではなく、それ以前にぼくらが生まれながらにしてもっている権利のことだ。 ぼくらはみんな自由で平等で、なにかを所有する権利がある、それが侵される場合は抵抗したり革命を起こす権利がある、と… 続きを読む »

実定法【positives Recht】

法律や慣習、判定などの人間の行為がつくりだす法のこと。 自然法が永久的で絶対的な正当性を主張し、超経験的性格をもつのに対し、実定法は社会の現実に即し、その都度、制定されたり形成されたりし、実効性を擁する。

不可知論【agnosticism】

意識が感じとる感覚的経験の背後にある実在は、ロジカルに認識することはできない、という考え方だ。 わかりやすくいうと、この実在は究極的実在を指す。つまりは絶対者、神である。神の存在は、人知では知りえないとする立場なのである… 続きを読む »

唯物論【materialism】

世界の根源的原理とか実在を物質と見なす立場をいい、唯心論に対立する。 デモクリトスが最初に唱えた原子論や、機械論などの立場をとる哲学者には唯物論的傾向がよくみられるが、そのかぎりでもない。 近年の典型例としては、マルクス… 続きを読む »

唯心論【spiritualism】

世界の究極の実在を心的あるいは精神的なものに求める立場。唯物論の向こうを張る。 唯心論には、プラトンのイデア論やプロティノスの流出論、ライプニッツのモナド論、シェリングやヘーゲルのロマン主義的形而上学、ブートルーやベルグ… 続きを読む »

イリアス【Ilias】

『オデュッセイア』とならぶ、古代ギリシアを代表する長編叙事詩だ。書いたのはホメロス。 全24巻。ギリシア最古最大のボリュームを誇る。10年間にわたるトロイア戦争中の49日間の出来事を、トロイア軍とギリシア軍の戦況の推移を… 続きを読む »

道徳律【maral code】

道徳的行為の基準となる法則。自然法則とは異なり、命令の形をとる。これを幸福や心の平穏といった理想的な目的の実現に必要な手段を規定すると考える立場と、これを絶対的規範としてとらえ、その命令に服従することを善とする立場とがあ… 続きを読む »

形而上【metaphysical】

時間と空間の感性形式をとる感覚的現象として存在することなく、それ自体が超自然的な、ただ理性的な思惟によってとらえるほかない存在。⇔形而下。 はっきりした形がなく、感覚の働きによってはその存在を知ることができないもの。精神… 続きを読む »

ホメロス【Homeros】

古代ギリシアの詩人。生まれは、紀元前9世紀ごろの小アジア。その後、吟遊詩人としてギリシア諸国をさすらい、英雄叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』を書いた。 ただし、ホメロスが実在したのか、あるいは『イリアス』『オデュッセ… 続きを読む »