銀行や証券会社のキャリアパスに必須の金融系資格

証券取引所(株式投資のイメージ)

金融業界でキャリアを積むなら、実務で経験を積みながら、専門性の高い知識が習得できる資格取得を同時におこなっていきたいところです。計画的な資格取得プランが、盤石のキャリアパスを描いてくれるのです。

「ファイナンシャル・プランニング技能士」は、金融系の定番資格です。

金融系での受験者数トップを誇る人気の資格ですが、合格率は3級なら70%以上と高め。まずは3級を腕試しに受験してみるといいでしょう。

ファイナンシャル・プランニング技能士
(FP技能士)
顧客の生活設計に合わせて、資産運用などの助言をおこなうための国家資格です。金融業界で働いているなら計画的な取得が望ましいです。1級から3級までありますから、まず3級、ついで2級を取得するとベターです。1級は厚生労働相名義での合格証書が受けとれますが、難関です。

銀行に勤務していいるなら、「銀行業務検定試験」も定番です。受験者数は「ファイナンシャル・プランニング技能士」に次いで2位。合格率は3級で35%程度です。

銀行業務検定試験
銀行員をメインターゲットとしている資格で、「法務」「税務」「財務」「為替」「証券」「融資」「窓口セールス」「年金アドバイザー」「デリバティブ」「投信」「保険」など、じつに多岐にわたる金融関連業務の知識が身につきます。

証券会社や銀行勤務なら、まず取得すべきは「証券外務員(二種)」です。

金融商品を販売するのに必要な資格ですから、証券マンとしてバリバリ働きたいなら不可欠です。また、銀行や信託、生損保などで証券業務をおこなう際にも不可欠です。

というか、内定者はかならず取得するように会社側から指示されます。

この資格と「ファイナンシャル・プランニング技能士」の2級を取得し、「証券アナリスト」の取得を目指す、というのは証券マンにとっては一般的な資格取得の道筋です。

証券外務員(二種)
株式などの有価証券の売買をおこなうのに必要な資格。証券マンとして営業活動をおこなうなら必須の免状です。一種と二種があり、銀行や証券会社の就職内定者には入社前の二種(一種までという企業もある)取得が義務づけられます。一種の有資格者は、二種よりさらに幅広い金融商品(デリバティブ商品)をとりあつかえるようになります。一週間もみっちり勉強すれば、誰でも合格できるレベルです。
証券アナリスト
経済動向や企業の財務状況などを分析し、投資戦略を立案・提案できる能力がある、と認定する資格です。第1次レベルと第2レベルがあり、まずは第1レベル講座を受ける必要があります。その後、第1レベル試験に合格すれば、第2レベルの講座が受講でき、試験が受けられます。第2レベル試験に合格すれば、金融のプロを標榜できます。金融業界のほか、企業のIR部門などで活躍する道も拓けます。

photo credit: Stefan via photopin cc

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