直火OKの廻り目平キャンプ場(長野県)で、親子キャンプ&焚き火バーベキュー満喫!

廻り目平キャンプ場

娘ちゃん

「登山ばっかじゃなくて、たまにはフツーのキャンプがしたい」

と申しますもので、この6月、廻り目平(まわりめだいら)キャンプ場へ行ってきました。

じつはここ、金峰山の登山口でもあります。が、そのことは娘には内緒。

そんでもって現地で、

ヒマワリ

へえ~、ここからあの山に登れるみたいだなあ。次のチャンスあるかどうかもわかんないから、せっかくだし登ってみようよ。

という感じで、寝技で登山に持ちこもう、という魂胆です。

カミサンははなから「あたしは登らない」というもので、僕と娘のザックだけパッキングして、キャンプ道具たちの陰に隠すようにしてクルマに積み込みました。

さあ、出発です!

廻り目平キャンプ場の基本情報

と、その前にごく簡単に廻り目平キャンプ場についてご紹介。

名称:廻り目平(まわりめだいら)キャンプ場

住所:長野県南佐久郡川上村大字川端下(かわはけ)546-2

営業期間:4月下旬~11月上旬

URL:http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/campsite.htm

日本でいちばん長い川「信濃川」の源流がつらぬく、自然豊かで景観も抜群のキャンプ場。都心からクルマで3時間くらい。奇岩群に囲まれていて、キャンパーのみならずロッククライマーもたくさん訪れます。

登山者にも人気。というのは、キャンプ場の奥には金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)の登山口があるから。金峰山は日本百名山のひとつで、標高2599mと奥秩父では1、2を争う主峰級の山です。

キャンプ場には金峰山荘(きんぽうさんそう)という宿泊施設もあります。テント泊がおすすめですが、山荘に宿泊して、気軽にバーベキューや焚き火、散策を楽しむこともできます。2食つきで6800円とリーズナブル。

テント泊でも、山荘のお風呂が500円で利用できます。

施設利用料金

山荘泊

  • 1泊2日(1泊2食つき):大人6800円、小学生5900円
  • 1泊2日(素泊まり):大人4200円、小学生3700円

キャンプ場(1泊)

  • 幕営料:ひとり900円
  • バンガロー:1棟6000円
  • 貸しテント(5人用):1張り2000円
  • 山荘のお風呂:大人500円、小学生300円
  • 温水シャワー:3分100円

このほか、バーベキューコンロ、ダッチオーブン、鉄板、網などのレンタル可。

キャンプ場マップ

廻り目平キャンプ場地図

廻り目平キャンプ場で親子キャンプ! 金峰山にも登りたい!

東京から中央道に乗り「長坂IC」で下りたら、下道をひた走ります。現地までは1時間くらい。

道中、八ヶ岳を左手に見ながら走るのがとても気持ちがいい。八ヶ岳山麓には高原野菜の畑が広がっていて、とても牧歌的。のどか。癒やされますネ。

今回の目的地の長野県川上村は、夏秋レタスの発祥地。日本一の産地です。レタス御殿が軒を連ね、「レタス街道」という道まであります。

そのレタス街道を通過するときに気づいたのですが、農作業に従事しているひとの大半が外国の方(フィリピン人?)なンです。どうやらこの地の野良仕事の主戦力は彼らのようです。前を走る巨大なトラックの荷台に外国の方たちが腰を下ろしている姿を見ていたら、異国に来たような錯覚を覚えました。

あ、廻り目平キャンプ場に到着しました。

キャンプ場に到着

入り口のゲート

入り口にゲートがあります。ここで駐車券をゲットしてから場内へ。

料金の精算は金峰山荘で行ないます。

金峰山荘で受けつけ

金峰山荘

ゲートを少し行くと金峰山荘があります。とりあえず停車して、キャンプ場の受けつけをすませましょう。

金峰山荘入り口

ソフトクリームの看板(ディスプレイ)を見つけ、娘ちゃんはクルマを停めるやいなやダッシュ。

金峰山荘内部

扉をくぐるとこんなふう。キャンプ場利用者は正面のカウンターで受けつけをします。

幕営(テント泊)料金はひとり900円。3人で2700円なり。駐車料金込み。お財布にやさしい料金設定。

金峰山荘売店

飲み物やお酒もそろっています。ほかに菓子パンやお菓子なども販売。もちろんソフトクリームもあります。

金峰山荘売店

カセットガスもあります。ホームセンターで買うのとそれほど変わりません。ガスを忘れたり、ガス切れになったりしても安心ですネ。

薪もあります。ひと束550円です。ふた束買いました。

アイス食べる娘

チョコレート味のソフトクリームをほおぼる娘ちゃん。

テント設営場所を求めて、キャンプ場内をめぐる

ふたたび車に乗り込み、テントの設営場所を求めて、クルマでぐるりと場内全体を見てまわることにします。

廻り目平キャンプ場

山荘前の道をそのまま行くと、大きな駐車場があります。

廻り目平キャンプ場

駐車場の向こうには廻り目平ならではの奇岩群が望めます。ここはロッククライミングのメッカで、「日本のヨセミテ」なんて呼ばれているらしいです。

この駐車場の奥(写真の左前方)にテントサイトがあります。写真の左側にも水場とテントサイトがあります。

炊事場

その水場がこちら。奥にテントが数張り見えますね。

ただ、駐車場が近いと出入りする車の音や排気ガスのにおいが気になるし、ひとの往来も激しい。それに子どもを注意して見張っていないと危ない。

ということで、金峰山荘の正面に延びる道沿いのサイトへ行くことにしました。

シャワー室

金峰山荘のすぐそばにはシャワー棟があります。これを右に見送って、丁字路を右へ。

廻り目平キャンプ場

砂利道をゆっくり行きます。

晴れ間が出てきました。気持ちがよろしい。このあたりにクルマを停めることにします。

川べりのテントサイトに幕営

廻り目平キャンプ場

直火OKのキャンプ場ですので、ところどころに焚き火の跡がありますネ。ワクワクしてきます。

廻り目平キャンプ場

暗いうちに東京を出発したので、時刻はまだ9時半。

さっきの大きな駐車場のそばのサイトはそれなりに埋まっていましたが、こちらはがらんとしています。

廻り目平キャンプ場テントサイト

このあたりに幕営することにします。サイトEです。トイレも水場も近い。

幕営は僕ひとりでやります。

娘ちゃんはカミサンとキャッキャッと歓声をあげて走りまわっていたので、ミッションを課しました。

ヒマワリ

今夜の焚き火に使う小枝を収集せよ。なお、湿気ったのはダメである。

廻り目平キャンプ場

サクッと設営完了。

廻り目平キャンプ場は、金峰山の登山口を兼ねていますが、登山客中心のテン場ではなく、れっきとしたキャンプ場です。キャンパーが大半を占めます。だから、大きくて立派なテントばかり。

そんななか、うちはちんまりとした山岳用テント。しかしそのぶん設営は圧倒的に早い。

幕営が終わって、娘ちゃんを見ると、カミさんとともに一心不乱に枝を拾っていました。だれに似たのか、根が生真面目なのです。

お湯を沸かす

さて、おなかがすいた。お湯を沸かそっと。

コーヒーとお茶

コーヒーと紅茶を淹れて、ふたりに声をかけます。

おーい、お昼にしよう!

お昼

ハンバーガーとかパンとか。のんびりランチタイムです。

廻り目平キャンプ場

わが家からの眺め。お隣さんはロッククライマー。

火床(かまど)づくり

食事が終わったので、そこいらに転がっている石を集めて火床をこしらえることにします。

前のキャンパーが使った火床がテント近くにいくつかあったのですが、近すぎるので新しいのをつくります。火の粉が舞うと、すぐテントに穴が開きます。

火床、かまど

火床が完成。

娘ちゃん

「鍵穴みたい」
「前方後円墳みたい」

カミサン

娘ちゃんの正解。

この火床は「キーホール型」と言います。丸いところで焚き火を行ない、そこでできた熾(おき)を手前に移動させて料理したりお湯を沸かしたりできます。

焚き火の炎で食べ物を焼いたりすると、すぐ焦げてしまいます。お湯を沸かそうとしたら、お鍋が煤でまっ黒になります。だから火が落ちついてから料理をすることになるわけですが、それではパチパチと爆ぜ、メラメラと燃えあがる焚き火のよさが味わえない。

その点、キーホール型火床は便利。バーベキューと焚き火が同時に楽しめますからネ。

焚き火用の薪拾い

娘ちゃんたちが集めてきた薪。十分な量です。

ミッションコンプリート!

場内を散策し、渓流で川遊び

現在の時刻は13時半。焚き火やバーベキューまで、腹ごなしに廻り目平を散歩してまわることにします。

廻り目平キャンプ場

たまにこのタイプのテント(緑色の4~5人用)を見かけます。たぶん貸しテントでしょうね。2000円でレンタル可能です。

水場

僕らのテントから1分ほど歩くと、水場があります。

水場

地下水か湧き水かはわかりませんが、水はうまいです。

前方からは水の流れる音が聞こえてきます。そちらへ向かって歩きます。

廻り目平の渓流

渓流が流れています。

廻り目平の渓流

澄んだ水。飲めそうですネ。

廻り目平の渓流

当然こうなります。

6月ですから、泳ぐにはちょいと早い。でも足くらいは浸けてみたくなるのが人情。

娘ちゃんがキャーキャー騒いでいるあいだ、僕は子ども時代のように岩から岩へ飛び移って、インスタントなスリルを楽しみます。

廻り目平の渓流

素敵やん。

廻り目平の渓流

めっちゃええやん。

大量の水が上からきて下へ流れていきます。その勢いたるや、水洗トイレの比ではない。

などと考えていたら、急にもよおしました。トイレ行ってくる! とふたりに声をかけて、森の中を猛ダッシュ。

トイレ

うちのテントのそばにあるトイレに到着。3分くらい。

トイレ

ちゃんと水洗でした。

中央広場

廻り目平キャンプ場

娘ちゃんとカミサンがトイレ前で待ってくれていたので、トイレ前の中央広場を横切って、遊歩道(地図には1周40分とある)へ向かうことにしました。

廻り目平キャンプ場

イベントなどが開催されることもある中央広場。まんなかに大きな火床があります。キャンプファイヤー用ですかね。

廻り目平キャンプ場

広々としていて、ほんとうに気持ちいい。気持ちが晴ればれします。

受けつけでもらった地図を見ると、中央広場の右手から遊歩道へ入れるはずなのですが、入り口が見つからない。

遊歩道は車道の入り口ゲートの先に抜けるようですので、そこから入ることにしました。

遊歩道でシャクナゲを鑑賞

遊歩道

遊歩道へ入りました。

シャクナゲ

遊歩道ではたくさんのシャクナゲが見られます。

シャクナゲ

シャクナゲ、はかなげ~。

遊歩道

さきほどと同じ渓流です。数百メートル下流ですので、川幅が広がり、流れもおだやかですね。

本日のメーンイベント! 焚き火とバーベキュー

遊歩道をうろうろしてテントに戻ってきたら、1時間以上が経過していました。もう午後5時近い。

ヒマワリ

あ、遊歩道の出口(あるいは入り口)はやはり中央広場にありました。が、案内標識がないため、ちょいとわかりにくい。

そろそろメーンイベントの焚き火&バーベキューといきましょう。

火が落ちてきて、気温も下がってきました。ちょっと寒いし、暖がほしい。

僕は火を起こす作業がとても好きです。

薪を組んでいきます。

まずはからからに乾いた杉の葉を火床の中央に置く。これは着火剤代わりです。

次に細めの枝を10本くらい手にとって、ぐいと2つに折り曲げ、地面に突き刺す。それを支えにしてほかの小枝を立てかけていきます。そのうえからやや太めの枝をかぶせる。きれいな円錐形になるよう心掛けます。

これでよし。

着火用に市販の着火剤や新聞紙も持ってきていますが、きょうは天然の燃料がたっぷりあるので、これでいきます。

ヒマワリ先生

ちなみに廻り目平キャンプ場は目の前が山ですから、そっちへ行けば枯れ枝なんて集めほうだいです。時間があるならザックを背負って1時間もうろつけば、十分な量が手に入ります。枝は、ザックの荷室と雨ふたのあいだに挟んで持ってくればOK。

焚き火の火起こし

杉の葉にライターで火をつけます。パチパチよく燃えます。

煙がもくもくとたちます。

焚き火

すぐに火が小枝に燃えうつって、炎があがります。

買った薪をくべていきます。薪が熾(おき)になったら、手前に移動させてバーベキューの開始です。

それにしても、やっぱりいいですねー。電灯とはまるでちがいますねー。自然の炎は暖かいし、f分の1ゆらぎを持っています。心が安まる。本能が喜ぶ。

電気のなかった時代、僕らの先祖は火を起こし使いこなすことで生き延びてきました。そんな記憶がDNAのどこかに書き込まれているのもしれません。

いま、僕のハートもメラメラと燃えさかっています。娘ちゃんやカミサンもきっとうっとり炎を見つめているはず。

そう思って、うしろを見ると……。

トランプ

トランプか~い!

あ、そうそう大事なことを忘れるところでした。

登山の件。いま思いだしました。

ヒマワリ

「そういえばここ、登山もできるみたいだよ。あした登ろうよ」

娘ちゃん

「え、そうなの? どうしようかなあ。ママも登る?」
「あたしは登らないよ。待ってるから、パパと行っといで」

カミサン

娘ちゃん

「あ、ムリだ! リュック持ってきてないもんネ(うれしそう)」

ヒマワリ

「ふっふっふ。そんなこともあろうかとちゃんと用意してきた」

娘ちゃん

「登山靴も?」

ヒマワリ

あっ……

焚き火とワイン

焚き火を肴にワインを飲むことにします。

ブルジョワイン(高級ワインをカミサンはそう呼ぶ)ではありません。庶民派のワイン。でもこういう場所で飲むと、ブルジョワインよりずっとうまい。しかしブルジョワインをもしここで飲んだら、飛びあがるほどうまいのではなかろうか。

などどつまらぬことを考えているうちに、薪が炭に変わってきました。

薪が熾に

火床の熾火を、手前の調理用かまどに移動させます。

焚き火でバーベキュー

そして肉を焼く。

サーロインステーキとか鶏もも肉とか。ちなみに娘ちゃんはステーキが嫌い。

焚き火でバーベキュー

ちょっと焦げましたが、美味!

娘ちゃんもカミサンも、ガツガツたいらげています。

焚き火で焼くバーベキュー野菜

その間に僕は野菜を焼く。

炭火の薫りが食欲を刺激しますねえ。

こちらもあっという間にたいらげてしまいました。

焚き火でマシュマロ焼く

デザートにマシュマロを焼きます。

カミサンとワインを1本空けてから、さらに焼酎のお湯割りなどをたしなんでおりましたので、すでに完全にできあがっております。

ちなみに写真は感度をあげて撮っていますから明るく見えますが、周囲はもうかなり薄暗いです。

焚き火の炎

ほんとうはこんな感じ。

パチパチパチパチと、断続的に炎がはぜます。

耳を澄ませば、サァーという沢の音が小さく聞こえてきます。

焚き火の炎

いつまでも飽くことなく眺めていられます。

焚き火の炎

冷え込んできたこともあって、娘ちゃんも炎のそばにきました(背後の悪霊みたいなのがそう)。

黙ってじいっと眺めています。

 炎見て なにを思うか わが娘

 俳句詠む 能力まるで 吾になし

うちの婆ちゃんは生前、俳句が趣味で、読売新聞に何度も掲載されていたのですがね……。お口直しに本職の俳人(今井杏太郎)の句を書いておきます。

 夕闇の うつくしかりし 焚火かな

 焼鳥の けむりのいろも 酔のなか

翌朝

気がついたら朝でした。

あのあとしばらく焚き火で温まり、後片づけもそこそこにテントに潜りこんで寝てしまいました。

シャワー棟も、山荘のお風呂も利用しませんでした。だからどんなふうだったか、という感想は書けません。あしからず。

朝の焚き火

朝も寒いから、火を起こしました。

料理

メスティンでご飯を炊いています。お味噌汁もつくります。

焚き火でウインナーと鮭を焼く

ご飯を炊いているあいだにウインナーと鮭を焼きます。

朝ごはん

完成。家と同じような朝食ですナ。

完食後、テントをまたひとりで撤収し、帰路につきました。

というわけで、今回のキャンプはこれでおしまい。

なかなかいいキャンプでした。5つ星をあげたいキャンプ場のひとつです。

唯一の心残りは、登山ができなかったこと。

 金峰山 戻ってこいよと 吾をよぶ

待ってろよー!

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