いよいよ安定期に入りました。個人差はありますけれど、悪夢のようなつわりも治まり、ドライブや旅行なんか楽しむ余裕がでてきますヨ。
自宅にひきこもってばかりいないで、お散歩やピクニックに出掛けたり、マタニティスイミングやマタニティヨガといった、妊娠中でないと体験できない運動を思いきり楽しんでくださいネ。
おなかのふくらみが目立ってきますから、電車やバスで席を譲られることも。早い方は胎動を感じることもあります。妊娠中期に入り、妊娠生活にも慣れ、気持ちが落ちついてきます。
もくじ
妊娠5か月(16、17、18、19週)の赤ちゃんの状態
身長約20~25cm、体重150~300g。
お母さんの身体からどんどん栄養を吸収し、めきめき成長しています。頭の大きさは鶏卵程度になりました。2頭身だった身体は3頭身になりました。
脂肪がついて、全身がまるみを帯びてきます。筋肉と神経が発達し、羊水のなかを元気に動きまわったり、指先を器用に動かしたりできるようになります。心臓も強くなりました。超音波で、しっかりとした鼓動が確認できますヨ。
19週目に入ると、全身にうぶ毛(胎毛といいます)が生えてきます。髪の毛やまゆ毛、爪も伸びてきます。
筋肉や骨格がしっかりして、神経が発達してきますから、赤ちゃんは「ママのおなかのなかって、ぬくぬく~」とか感じていますヨ。
赤ちゃんが活発に動くようになり、おまたを目視しやすくなっています。性別を知りたくないという妊婦さんは、お医者さまにその旨をかならず伝えておきましょう。
妊娠5か月(16、17、18、19週)のママの変化
乳房をぎゅっと絞ると、お乳が出る方もいるようです。子宮は大人の頭くらいの大きさにまで成長。早い方は、胎動を感じることができます。
経産婦さん(お産経験のある方)は胎動を感じやすいのですが、初産の方は妊娠6か月に入ってからが多いです。
つわりが治まると、ウソのように食欲が湧いてきます。このため、皮下脂肪が増えて、1か月1kgくらいのペースで体重が増えていきます。下腹部が目に見えてふくらんで、体型は妊婦さんらしくなってきます。
からだの重心の位置が変わるので、一時的に腰痛が起こることがありますが、この時期の腰痛はからだが慣れて自然におさまっきます。どうしてもつらいという妊婦さんは、腹帯でおなかを下から支えてあげると楽になりますヨ。
蛇足ですが、妊娠5か月の戌の日に腹帯を巻き始めるというのが、わが国の伝統的な行事。犬は安産で多産なので、それにあやかろうということだそうです。つわりのせいであまり気乗りがしなかったのですが、わたしも母にすすめられて、戌の日に安産祈願のお参りをし、帯祝いをおこないました。想像以上に楽しかったので、おすすめです。
ちなみに、母から贈られた腹帯は、伝統的なさらしの腹帯で、実用的ではありませんでしたから、ワンタッチで装着できるガードルタイプを自分で買って使いました。
私が使っていた、妊娠中の冷え対策にうってつけの腹帯です。ワンタッチテープのベルト式だから調節も楽。つけはずしも楽ちん。おなかを支えてくれて、腰も楽になります。
話をもとに戻しますネ。この時期は赤ちゃんの発育を考えて、バランスの取れた食生活を送り、しっかり栄養を摂ることが大切です。貧血になりやすいので、鉄分は意識的に摂取しましょう。
適度な運動も必要です。妊娠中にしか体験できないスポーツも少なくありません。マタニティスイミングやマタニティヨガなどですね。楽しんでください。妊娠中にきちんと運動していた妊婦さんは、そうでない方よりお産が楽になり、分娩時間も短くなることがわかっています。
母親学級や両親学級のスケジュールをチェックして、積極的に参加してみてください♬
両親学級と母親学級とは?
自治体や病院、助産院がプレママとプレパパのために開催している、妊娠や出産、育児に関する勉強会です。2~4回のコースが多く、1回目は安定期に入ったこの時期に開かれることが多いようです。専門家の話を聞ける貴重な機会ですから、かならず参加しましょう。先輩ママの体験談が聞けることもあります。参加すれば、ママ友ができます。
どんなことが学べるの?
妊娠生活の送り方から、妊婦さんに理想の食生活、母子保険制度、妊婦体操、おっぱいのお手入れ方法、歯科衛生、お産の進み方や呼吸法、陣痛の対処方法、新生児のお世話の仕方まで、多岐にわたります。
パパは参加したほうがいいの?
多くの病院は、立ち会い出産を希望しているパパに、両親学級への参加を義務づけています。そうでなくても、受講すれば妊娠や出産への理解が深まり、親の自覚が芽生えます。
分娩する病院は遅くともこの時期には決めてしまい、分娩予約を入れておくとベター。お部屋の模様替えや大掃除など、赤ちゃんを迎える準備をはじめるのもこの時期です。
妊娠5か月(16、17、18、19週)に、パパができること
赤ちゃんが生まれてくる実感がまだ湧かない、というパパは、ママのおなかに手のひらやほっぺたをくっつけて、胎動を感じてみてください。どうですか(笑)。
この時期の妊婦さんは、腰痛になりやすいですから、時間のあるときはぜひマッサージしてあげてください。
ママと連れだって、両親学級に参加してみることを強くおすすめします。妊婦さんのおなかと同じ重さのおもりをつけて、妊娠の疑似体験ができるところもあります。
photo credit: Tammy McGary via photopin cc photo credit: jordy clarke via photopin cc