ベビーベッドはかならず必要というわけではありません。畳のうえにベビー布団を敷いてもOK。
ただし、元気なお兄ちゃんお姉ちゃんがいたり、犬を飼っていたりすると、赤ちゃんが床に転がっているのは危険かもしれません。ベビーベッドがあったほうが安心ですネ。
生まれたての赤ちゃんは、1日20時間くらい寝ています。快適な睡眠環境を整えてあげるのは親の務め。それに、新生児はからだの抵抗力がまだまだ脆弱で、ほこりにも弱いもの。ベビーベッドは、赤ちゃんをほこりから守る役割も果たしてくれます。
もくじ
ベビーベッドの選び方
ベビーベッドを用意する前に、よく考えたいのは、
――いつまで使おうかしらん?
ということ(ё_ё)
ベビーベッドのサイズは2種類あり、使える期間は次のとおりなンです。
ミニサイズ:1歳半くらいまで使用可。設置場所が狭い場合もおすすめ。内寸約90x60cm。
うちは通常サイズを購入しましたが、生後1年半くらいでわたしと添い寝するようになり、単なる荷物置き場と化しました。
最初から大人が添い寝するのはダメですよ。生まれたての赤ちゃんはか弱いですから、気づかないうちに圧迫してしまっている心配があります。
こうなると、処分に困ります。友人に引き取ってもらうまで、掃除の際はとっても邪魔でした。振り返ると、ミニサイズかレンタルでよかったな、と思います。
通常サイズにするかミニサイズにするかが決まったら、次はこの3点に気をつけて、ベビーベッドを選びます。
- 頑丈か?
- 柵の間隔が広すぎないか?
- 大人用ベッドと高さが同じくらいか?
柵の間隔が広すぎると、赤ちゃんが頭をはさむ恐れがあります。大人用ベッドと同じ高さなら、添い寝をする感覚で寝られますし、モノによっては側面の柵をとりはずし、本当に添い寝できるものもあります。
ベビーベッド選びの鉄則は、見た目より機能性重視ということです(-_-)
移動可能な簡易ベッドとして使えるプレイヤード。小さく折りたたむこともできます。こんなのがあると知っていたら、わたしはベビーベッドなんて買いませんでしたね(-_-)
設置するときはここに注意!
ベビーベッドを設置する際は、周囲の照明器具や家具、飾り物などをすべて撤収しましょう。地震などで落っこちてきて、赤ちゃんにぶつかったらたいへんです。エアコンの風が直接あたる場所も避けましょう。
ベビーベッドはママが寝ている部屋に置きましょう。海外ドラマを観ていると、新生児を子ども部屋でひとりで寝かせたりしていますが、日本はママといっしょがやはりポピュラーですね。赤ちゃんが泣いていたり、体調がすぐれなかったりしても、そばにいればすぐ気づいてあげられますからね。
「うんにゃ、うちは別のお部屋に寝かせるのだ」という場合、ベビーモニターが便利です。赤ちゃん部屋の音を両親の寝室で常時チェックできます。泣いたらすぐに飛んでいけます。寝ている赤ちゃんの様子を、リビングやキッチンでモニターする、という使い方もできます。
赤ちゃんの寝ている部屋の様子を音声でチッェクできるグッズ。双方向通信ですから、赤ちゃんに声をかけてあげることもできますし、子どもが少し大きくなったら、子ども部屋からキッチンのママに声をかける、という使い方もできます。1万円前後。
ベビーベッド以外に必要な寝具
ベビーベッドに寝具はついていません。別途、買いそろえる必要があります。どんなものが必要なのか、一つひとつ説明していきますネ(๑′ᴗ‵๑)
ベビー布団
デリケートな赤ちゃんのお肌でも安心して使える、オーガニックコットン製品などが人気です。
赤ちゃんに枕はいりません。首が据わっていないので、高い枕はむしろからだの負担。汗やよだれでふとんが汚れないよう、タオルをたたんで頭の下に敷いておけば十分です。
畳に寝かせるなら、ベビー布団セットが1式あれば基本的に事足ります。ベビーベッドを使う場合は別途、マットレスが必要となります。
掛布団カバー、掛布団2枚、敷布団、フィッティングシーツ、枕カバー、枕、洗濯ネットのセットです。敷布団が低反発っぽいので、このセットならベビーベッドでもマットレスなしでいけます。敷布団のほかは丸洗いOK。日本製。1万円前後。
マットレス
マットレスは、ボックスシーツ(通常、マットレスに付属)をかぶせてベッド床面に敷きます。そのうえに敷き布団を敷けば準備完了。敷き布団の代わりに、敷きパッドを使ってもOKです。
マットレス+敷き布団の組み合わせではふかふかすぎて、寝返りでうつぶせになったときに息ができなくなる心配がある、と聞いたもので、わたしは敷き布団を使わず、敷きパッドを使用していました(^-^)
赤ちゃんの背骨の成長には固めのマットレスがいいといわれていますので、ベッドの内寸にぴたりと合う、なるべく固めのマットレスを選ぶとグーです(通常、ベビーベッドは内寸120✕70cm、ミニベビーベッドは内寸90✕60cmですが、購入前に確認しましょう)。
商品名は敷布団ですが、厚みが5センチあり、中身はポリエステル100%。実質マットレスです。2700円前後。
防水シートと敷きパッド
おしっこ漏れ対策には、防水シートが役立ちます。おしっこやウンチがおむつから漏れるだけでなく、赤ちゃんはミルクをひんぱんに吐きもどします。こんなときにも、防水シートがあれば安心です。
かならず必要です。表面は綿100%のパイル生地だから肌ざわり◎。裏面は防水加工。赤ちゃんがおねしょや吐き戻しをしても、敷き布団が汚れません。1500円前後。
防水シートは、マットレスの上に敷きます(敷き布団を使う場合はそのうえに)。さらに、そのうえにかならず敷きパッド(キルティングとも)を敷きます。防水シートは、汗や湿気を吸いませんから、防水シートのうえにじかに寝かせるのはやめてあげてください。赤ちゃんは汗っかきですし、あせもにもなりやすくなります。
わたしは防水シートを2枚、敷きパッドを3~4枚用意していました。汚れたらすぐにとりかえる、これだけで清潔な状態を保ってあげられます。お布団がしっけたり汚れたりすることもありません。
これ、便利! ふかふかパイル地の敷きパッドの裏面に防水シートが貼りつけられています。1枚2役で、たったの980円前後。さきほどのベビー布団8点セットとこれが3~4枚あれば、マットレスも防水シートもなしでいけますね。
綿毛布
ベビー布団のセットには入っていないことが多いですが、綿毛布はぜひほしいところ。肌ざわりがやわらかで、吸汗性にすぐれています。温かくなると、これ1枚を掛け布団として使えますし、お昼寝にも大活躍してくれます。
洗濯機で簡単に洗えて、すぐに乾くところも重宝します。
綿100%の綿毛布。うちはこれを使っていました。布団メーカー大手の西川だけあって、肌ざわりがとってもいいです。サイズは85✕115センチ。
タオルケット
タオルケットもあると便利。綿毛布同様、夏場やお昼寝に大活躍でした。丸洗いOKです。1枚は用意しておくと◎。
ミッフィーがプリントされた、かわいいタオルケット。綿100%。イエローのほか、ピンクとブルーもあります。大人用のタオルケットと比較するとちょっと薄め。でも、赤ちゃんは汗かきですし、夏場はこれ1枚で十分。保育園のお昼寝ようにも重宝します。2600円前後。
あると便利なねんねグッズ
ここからはなくてもOK、あると便利な「おねんねグッズ」をご紹介♬
ベッドガード
ベビーベッドの柵にセットして、赤ちゃんが頭を挟んだり、ぶつかることのないようガードしてくれます。直射日光やエアコンや扇風機の風からも赤ちゃんを守ってくれます。
ミニベビーベッド用のベッドガード。全集タイプで、素材にオーガニックコットンを使用した高級感のあるアイテム。北欧っぽいデザインも素敵ですね。自宅で丸洗いOK。6900円前後。
バウンサー
赤ちゃん用の揺り椅子。動くと自然にゆらゆら揺れるしくみで、赤ちゃんはご満悦。軽いので、片手で持ち運べます。バウンサーがあれば、昼間はいつもママといっしょのお部屋で過ごすことができます。
わが家にあったのはこれ。12000円前後。2歳まで使えます。豚さんや象さん、恐竜くんの人形がぶらさがっているのが、娘のお気に入りでした。いまも人形だけとりはずして、枕元において寝ています。バウンサーはいろいろなデザインがありますから、お部屋にインテリアに合わせて選べます。
ほかに、電動で揺れをつくりだすベビーラックという製品もあります。バウンサーより重たいのですが、キャスターがついていて、室内や廊下を移動させて使えます。
ベッドメリー
ベビーベッドにつけるおもちゃ。オルゴールがついていたり、音楽が流れたりします。赤ちゃんは、おもちゃの動きを目で追ったり、音楽を聞いたりして楽めますし、眠りの世界へ赤ちゃんを誘うお手伝いもしてくれます。30分くらい退屈しないで遊んでいてくれます。
タカラトミーのベッドメリー。ディズニーのキャラクターがたくさんぶらさがっていて、にぎやか(๑′ᴗ‵๑) アマゾンで人気ナンバーワンだそうです。生後2か月くらいから反応しはじめ、生後半年くらいになると手を伸ばしたりつかんだりして遊んでいました。5000円前後。
まとめ
というわけで、出産前に最低限そろえておきたい寝具は?
- ベビーベッド、マットレス
- ベビー布団(組み布団)1セット
- 防水シート2枚
- 敷きパッド3~4枚
- 綿毛布1枚
- タオルケット1枚
生まれてくる赤ちゃんのためにベビーベッドを組み立て、小さなお布団を天日干ししたり、寝床を整えたりしていると、なんだかウキウキした気分になったことを思いだします。そういう楽しみはいまだけ。思うぞんぶん、味わっておいてくださいね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶