多くのママは、母乳と粉ミルクをうまく使いわけておられます。なかには、母乳だけで育てよう、と考えるママもおられますが、そういう場合も哺乳びんは必要です。その理由はのちほど(-_-)
それでは、母乳育児とミルク育児、それぞれに必要なグッズをご紹介していきますネ♬
もくじ
ほんとに必要な授乳グッズ
母乳がどの程度でるかは、実際におっぱいをあげてみるまでわかりません。ですので、出産後に様子を見ながら、そろえていけばいいものも少なくありません。
母乳パッド
洗って使える布タイプと、使い捨てできる紙タイプ(写真)があります。
126枚入り。表面に特殊なさらさら加工がしてあるから、母乳を吸ってもはりつきにくいのが特徴。ずれ防止のテープが5つついていて、フィット感も満点。母乳パットはいろいろ使ってみて、いちばんしっくりくるもので選んでくださいね。
授乳用衣類
胸の部分が窓のように開きます。つけたままおっぱいをあげられます。妊婦さん用にゆったりつくられていて、やわらかい素材のものが多いです。
片手でさっと開いて、らくに授乳できる授乳用ブラジャー。ワイヤー不使用だから、締めつけられる感じがなくて、装着感もグー。カップはついていませんので、ご注意を(-_-)
授乳ケープと授乳服もおすすめ。
授乳服というのは、胸のあたりに授乳口があり、服を着たままで授乳が可能なのです。
どちらも便利です。デザインや素材にさまざまなバリエーションがありますから、選ぶ楽しみもあります。ただし、赤ちゃんが生まれてから買っても大丈夫。
ポンチョ型の授乳ケープ。赤ちゃんが泣いたら、出先でもさっと羽織っておっぱいをあげられまっす。綿100%。コットンガーゼ素材だから、通気性がよくて、夏でも蒸れません。
マッサージオイル
乳房と乳首のマッサージやケアのために用います。これは、出産前に買っておくと◎。わたしは妊娠線の予防クリームをそのまま流用していました。これを塗りたくっていたからか、妊娠線が出ませんでした(ё_ё)
搾乳器
赤ちゃんが飲み残した母乳を、最後までしぼりきるための道具です。手動と電動があります。出産後、母乳の出方を見てから買っても遅くありません。
なお、搾乳器を使わず、手しぼりするママもいます。それでもOK。
手動ですが、片手で簡単に搾乳できます。ハンドルをにぎったり離したりすることで、吸引圧なんかを調整できるしくみ。部品はすべてバラバラになりますから、洗いやすくて衛生的なのです。
母乳冷凍バッグ
しぼった母乳を密封し、冷凍保存するためのもの。お仕事の都合で赤ちゃんを保育園にあずけないといけないけれど母乳育児はつづけたい、という方や、ママの外出中にパパが赤ちゃんの面倒をみる場合などに役立ちます。
こちらも出産後に必要ならそろえればOK。
80mlが20枚入っています。ほかにも80ml50枚入りとか、160ml20枚入りとか、40ml50枚入りとかいろいろありますけれど、わたしはとりあえずこれを買っておきました。母乳は冷凍すれば3週間くらいもちますよー(ё_ё)
授乳クッション
腕や腰や痛くなりません。とっても楽ちんなのです。離乳してからも、お座りの練習とかお昼寝用の枕とか、いろいろ役に立ってくれました(ё_ё)
助産師さんとママたちの意見が活かされたクッションです。ふかふかなのに、へたりにくいのが特徴。カバーは綿100%ですから、赤ちゃんのデリケートなお肌にもやさしいのです。もちろん丸洗いできます。
授乳グッズのまとめ
ハイ、ここでおさらい。出産前に最低限用意しておきたい授乳グッズは?
- 授乳用ブラジャー2~3枚
- 母乳パッド1箱
- マッサージオイル1本
大切な赤ちゃんのためのミルク用品
母乳育児派のママも、哺乳びんを最低1本は用意しておきたいもの。母乳の量は出産してみないとわかりませんし、薬を飲ませる際に必要となることもありますからね。
最初から、粉ミルクと母乳の併用でいくゾ、と考えているママは、出産前に以下のようなグッズをそろえておくと安心です。ひんぱんに使用するものですから、使い勝手を重視して選んでくださいネ(๑′ᴗ‵๑)
哺乳びん
120ml、160ml、240mlなど、サイズにはいくつかのバリエーションがあります。新生児期は飲む量が少ないので、120mlか160mlの哺乳びんが計2~3本あれば大丈夫。その後、赤ちゃんの食欲をみながら買い足せば、ムダいらずです。
ガラス製とブラスチック製があります。ガラス製は熱湯消毒に強い半面、落とせば割れる心配があるし、ちょっと重い。プラスチック製は割れにくく、軽いですから、わたしは外出用として使っていました。
160mlの哺乳びんです。乳首はシリコーンゴム製(後述)で、「母乳実感乳首」なるシロモノ。どういうものかというと、ママと同じ口の動きで飲めるように工夫されたものだとか。最初の1本におすすめ(๑′ᴗ‵๑)
乳首
特徴は、
- 【天然ゴム】吸い心地は、ママに一番似ている。ゴム臭が強く、熱に弱い。
- 【シリコンゴム】無色透明で、味も臭いもなし。熱に強いが、やや硬め。
- 【イソプレンゴム】天然ゴムとシリコーンゴムの中間の性質をもつ素材。
赤ちゃんによって好みが適不適がありますから、ミルクの飲みが悪いゾ、と思ったら、材質をチェンジしてみるのも手。
乳首の穴の形状にも種類があります。
- 【丸字】ミルクの出がいいので、新生児向き。大きさもS、M、Lとある。
- 【Y字カット】吸引力によって、ミルクの出を調節可能。生後2~3か月~。
- 【クロスカット】吸う力で飲む量を加減できる。新生児期から使える。
丸字のSやM、クロスカットあたりから始めると無難です。
洗浄グッズ
ミルクをあげたら、すぐに哺乳びんと乳首を洗って、消毒します。ほうっておくと、汚れがこびりついて落ちにくくなりますし、雑菌が繁殖しますからね。専用ブラシで念入りに洗います。
洗剤は、哺乳びん専用のものがおすすめです。ミルクの汚れをしっかり落としてくれます。原料も安全なものを使用しています。
哺乳びんにつっこんでぐるぐるさせていると、汚れはしっかりと落ちます。プラスチック製の哺乳びん専用とか書いてありますが、ガラス製哺乳びん用も洗えます。いちいち分けている人、いるのかしらん(-_-)
消毒グッズ
毎回お鍋でやるのが面倒なら、電子レンジでチンするだけで消毒できるグッズや、つけておくだけで殺菌できる薬液などもありますヨ。
わたしは初めのうち、お鍋で煮沸していましたが、途中から電子レンジでチンするタイプに切り替えました。楽ちんで、もっと早くこちらにしておけばよかった、と後悔しました。なお、生後4か月を過ぎたら赤ちゃんの免疫がしっかりしてくるので、消毒は必要なくなります。
哺乳びんを入れて、電子レンジで5分。もう殺菌OK。そのまま哺乳びん入れにもなります。最初はパスタ鍋で煮沸消毒をしていましたが、とてもつづかぬ(-ω-) 吝嗇家(ドケチ)のわたくしではありますものの、すぐに音をあげ、パパにこれを買ってもらいました。その節はどーもありがとう。
調乳ポット(ミルクづくり用の保温ポット)
自分でお湯を湧かして入れるタイプと、水を入れたら勝手に湧かしてくれるタイプがあります。便利なのは、もちろん湯沸かしタイプ。パーツが少なく洗いやすいものをチョイスしましょう。
寝るまえに水を入れてセットしておけば、夜中の授乳がぐんと楽になります。あ、調乳ポットのお湯は毎日入れ替えるのが基本です。
800mlのお湯(70度以上)がつくり置きできます。朝まで余裕で持ちます。湯沸かしタイプではないのですが、中のガラス容器に水を入れてそのまま電子レンジでチンできます。手間はかかりません。転倒しにくい形状で、寝室に置いておいても安心。
ある日の深夜、パパにミルクづくりを頼んだら、わずかなお水をぶくぶく沸騰させて粉ミルクを溶かし、そこへ水道水を足していたのです。あれは衝撃でしたね~。「ごめん。今日だけだよ」なんて言い訳していましたが、常習犯にちがいない。その一件のあと、わが家は調乳ポットとウォーターサーバーを導入することに。男の人ってほんとにがさつな生き物ですなあ(-ω-) 人によるけど。
人気の粉ミルクを本気で比較!
母乳オンリーでいくゾ、と気合い十分のママも、小さめの粉ミルク缶を1缶くらいは用意しておくといざというときに重宝します。缶入りのオーソドックスなタイプのほか、キューブ状の固形タイプもあります。
まずは缶入り粉ミルクの人気商品を比較しますね。
ちなみに粉ミルクに含まれる栄養には、国が決めた基準がありますから、じつは国内メーカーの商品なら栄養面ではどれを選んでも問題ありません。ここでは価格や味わい、プラスアルファの栄養素など着目しています。
では、価格の安いものから順番にいきまっす♪
お値段は記事更新時点での参考価格です。
雪印メグミルク「ぴゅあ」(820g)
1700円前後。お値段は安価ですが、成分構成は優秀です。母乳に近づける工夫をきちんと行なっています。赤ちゃんの発育に大切なDHA、オリゴ糖、ヌクレオチド(また来た!)、β-カロテンなどもしっかり配合。ちなみに価格が抑えられているのは、広告宣伝費を抑えているからだとか。
和光堂「はいはい」(810g)
1900円前後。テレビCMを流していないので、ちょっとマイナーな印象をお持ちの方もおられますが(そのぶんお安い)、じつは和光堂さんは日本で初めて粉ミルクを開始。「はいはい」は、お値段も品質も大満足のベストセラーです。腸内での鉄分吸収を手助けするラクトフェリン90mgやアラキドン酸40g、腸内細菌のバランスを整えてくれるガラクトオリゴ糖もプラス。2500円くらいの粉ミルクと同じくらい成分は充実しています。
ビーンスターク「すこやかMA1」(800g)
2500円前後。産院でよく使われているため、そのまま自宅でも利用される方が多い粉ミルクです。味が変わると、赤ちゃんの飲みが悪くなる、という心配がありませんからね。リボ核酸とかシアル酸とかヌクレオチドとかシアル酸とかスフィンゴミエリンとか、聞いたことのない栄養成分が満載。全部、母乳に含まれているそうです。あたしゃ、そんなものを出していたのか(-ω-)
明治「ほほえみ」(800g)
2500円前後。4000人のママの母乳の成分を分析して、母乳そのものにどんどん寄せていっている粉ミルクです(ё_ё) 赤ちゃんのすこやかな発育に不可欠といわれるDHAとアラキドン酸を、母乳と同じくらい配合しています。蓋が開けやすく、スプーンもしっかりしていて、容れものが使いやすいのもポイントです。
森永乳業「はぐくみ」(810g)
2500円前後。こちらも母乳に近づけようと努力している粉ミルク。DHAとアラキドン酸を日本のママの母乳と同じ割合で配合しています。赤ちゃんを病気からパワフルに守ってくれる成分「ラクトフェリン」(初乳に含まれる成分)のほか、おなかのビフィズス菌を増やすためにオリゴ糖もプラスしています。とにかく溶けやすいのがグー♪
森永乳業「E赤ちゃん」(800g)
3000円前後。ちょっと値が張るのは、ほかの粉ミルクより消化しやすいから。主成分の牛乳たんぱくが小さなペプチドにまで分解されているので、母乳くらい消化が楽ちん。だから赤ちゃんが乳製品アレルギーになりにくいのです。両親のどちらかがアレルギー体質の場合、これを飲ませておけば、アレルギーの予防になります。消化にいいから、便秘がちな赤ちゃんにも◎。成分自体は「はぐくみ」と同じです。
森永乳業「ニューMA-1」(800g)
3600円前後。乳製品アレルギーの赤ちゃん専用ミルクです。ほかの粉ミルクや牛乳を飲むとおなかがくだったり、湿疹が出たりする赤ちゃんもOK。成分を見ると「乳たんぱく消化物」とあるので、きちんと分解されたたんぱく質を配合しているようです。もちろん栄養バランスには問題なし。小児科では、アレルギーやアトピーの赤ちゃんによくすすめられています。
外出時に便利な、持ち運び用粉ミルク
キューブは、計量の手間がなくて、外出時などに便利でっす♬
これは「ほほえみ」をそのまま固めたもので、世界初のキューブタイプの粉ミルクです。わが家のご用達でした。
明治「ほほえみ らくらくキューブ」(27g✕48袋)
4200円前後。計量スプーンいらずで、出先でも手軽にミルクがつくれます。疲れきって深夜にぼんやりしながら調乳しても、量をまちがえる心配がない。長期保存もきく。パパにも好評。というわけで、わが家は途中からにキューブタイプしか使わなくなりました。27gが48袋ですから、全部で1296g。800g換算で、2300円くらい。つまり、缶入りの「ほほえみ」よりリーズナブルということです。昔は高かったのに……。なんということでしょう(-_-)
明治「ステップ らくらくcube」(28g✕48袋)
明治のステップをそのまま固めたものです。ステップは「フォロミ」。フォロミは「フォローアップミルク」、つまり1歳からの幼児用ミルクです。お間違いなきよう(ё_ё)
ミルク用のお水
水道水でOKです。へたにミネラルウォーターなんて使うと、赤ちゃんのからだの負担になるし、ミネラル分のせいで赤ちゃんがおなかを壊すこともあります。
ちなみにミルクのつくり方ですが、殺菌のためにお水を一度沸騰させてから、それを70度くらいまで冷まして粉ミルクを溶かします。それをさらに40度くらいまで冷まして、赤ちゃんに飲ませてあげるという感じ。
面倒なのは、この「冷ます」という作業です。ボールに氷水を張って、哺乳びんを浸けたり、流水に当てたりするわけですが、その間も赤ちゃんがわんわん泣いている、という状況が頻発します。
そんなとき便利なのが、赤ちゃん用の純水。加熱殺菌ずみだから、熱々のミルクにそのまま足せるのです。
もっと便利なのが、ウォーターサーバーです。熱湯と冷水の両方がボタン一発ですぐ出ますから、熱湯で調乳して、冷水を足して冷ますまで1分とかかりません。
赤ちゃんを待たせずにすむ、というのももちろん利点ですが、それ以上にこちらのストレス軽減と時短になりました。
ミルクグッズのまとめ
出産前に用意しておきたいミルクグッズは?
- 哺乳びん2~3本
- 哺乳びん用乳首2~3個
- 粉ミルク1缶
- 洗浄グッズ(洗剤、ブラシ)
- 消毒グッズ1セット
photo credit: Kimberly Mahr via photopin cc
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>湯冷ましや果汁を飲ませる際にも哺乳びんを使いますからね。
上記は何ヵ月位を想定されているのでしょうか?
仮に母乳で育てられた場合、果汁や湯冷ましは離乳食開始までは与えなくてよいはずなので哺乳瓶を使うとはほとんどないです。
離乳食開始するとスプーンやストローで飲ませる事が出きるようになるので(そうなると哺乳瓶は必然的に卒業)。
哺乳瓶を用意しておいた方がいいのは確かですが(薬を飲ませなければならいとき等に哺乳瓶の乳首を使用することがあるので)、上のような書き方だと早い段階で湯冷ましや果汁を与えて良いように誤解されてしまうように思います。
些細な事ですが気になったのでコメント入れさせて頂きました。
たしかにおっしゃるとおりですね。ただいま修正しました。
ご指摘、ありがとうございました(๑′ᴗ‵๑)