配偶者暴力相談支援センターというのは、
です。
DV被害者に対し、具体的になにをしてくれるかというと、次の6つです。
もくじ
配偶者暴力相談支援センターができること
1.相談相手になってくれる
あなたの話を聞き、対応策を練ります。センターで対応しきれない、となった場合は、それが可能な施設を紹介してくれます。
2.カウンセリング
あなたの心身、とくに傷ついた心を癒やす手伝いをしてくれます。
3.自立支援
あなたが夫と離れて自立した生活を送るためには、就職先を探したり、新居を確保する必要があります。そのための情報提供や利用可能な制度の紹介をしてくれたり、アドバイスに乗ってくれたりします。
4.保護施設の情報提供
あなたがいざというときに逃げ込むための保護施設に関する情報提供や、関係機関、保護施設などとの連絡調整もおこなってくれます。
5.法的な対象法について情報提供
あなたの夫があなたにつきまとわないよう、裁判所から命令を八景してもらうことができます。これを「保護命令」と呼びます。この保護命令について、くわしい説明を受けられます。また、保護命令を希望する場合は、当該機関と連携して力になってくれます。
6.安全の確保
現在も激しい暴力が続いており、可及的すみやかに対処すべき状況だと判断されたら、彼らはあなたやあなたのお子さんの安全を確保すべく、一時的な保護をおこなってくれます。
配偶者暴力相談支援センターへの相談件数
右肩あがりに増えています。
平成25年度 99,961件
平成24年度 89,490件
平成23年度 82,099件
平成22年度 77,334件
平成21年度 72,792件
平成20年度 68,196件
平成19年度 62,078件
平成18年度 58,528件
平成17年度 52,145件
~
平成14年度 35,943件
といっても、なにも年を経るごとにDVの発生件数が増えているということではありません。
当局の啓蒙政策が功を奏し、こうした相談窓口の存在が広く知られるようになってきた、ということのあらわれだと思います。
黙って夫の暴力にたえてきた日本人妻たちが、みずからの権利を求め、立ちあがるようになってきた、という側面もあるでしょう。女性の社会進出が進み、自立する女性が増えていることと無関係ではないのかもしれませんし、昔の女性は、家庭内暴力が犯罪だという認識すらなかったようですので。
声をあげて闘おう、というからには、もう夫の生活力はアテにできません。みずからの力で人生を切り拓く必要がある。そのための支援も配偶者暴力相談支援センターがおこなっています。
ぜひ相談してみてください。
あなたのすんでいる地域の相談窓口
配偶者暴力相談支援センターは、一様にそう名乗っているわけではありません。婦人相談所や女性センター、福祉事務所などがその役割を担っている自治体が多いですから、こちらにある全国連絡先一覧をご覧ください。