DVの相談窓口と相談の仕方

DVの相談窓口

あなたが現在、配偶者や恋人からDV（ドメスティックバイオレンス）を受けているなら、いますぐ警察へ相談しましょう。暴力は、１度許すとひんぱんに繰り返される傾向がありますから、なるべく早く手を打つことが肝要です。

DV被害者には、警察に相談したことが相手に知られると、暴力がエスカレートするのではないかと心配する傾向がありますが、ひとりで悩んでいてもなんの解決にもなりません。

警察総合相談電話番号は、

＃9110

この短縮ダイヤルにかければ、あなたの街の担当部署を案内してもらえます。携帯電話からでもOKです。

ダイヤル回線の場合は、こちらのリンク先にある各都道府県の相談窓口におかけください。

警察総合相談電話番号

ひとりで悩む必要など、これっぽっちもありません。相手はあなたの人権をいちじるしく侵害しています。これはれっきとした犯罪です。

警察に期待できる措置

警察はあなたの申し出にもとづき、以下のような措置を講じて、あなたの心と体を守る手助けをしてくれます。

１．一時保護施設への連絡

避難先を用意してくれます。シェルターなどの一時保護施設へ連絡を入れてくれ、入所の手助けをしてもらえます。

２．住所を知られないようにするための措置

住民基本台帳の閲覧制限など、あなたの避難先が相手に知られないようにしてもらえます。

３．加害者との交渉をスムーズに進める手伝い

加害者との交渉に関してのアドバイスや相手への連絡、交渉場所としての警察施設の利用など、DV被害を最小限に食いとめるための手助けをしてもらえます。

４．保護命令制度に関する説明

相手があなたに近づかないための「保護命令制度」について、くわしい説明を受けることができます。

５．そのほか

加賀者へDV行為をやめるよう注意や警告をしたり、特定通報者登録（あなたやあなたの家族の電話番号をあらかじめ登録しておいて、あなたやあなたの家族が110番通報されたとき、住所や名前、通報の目的を告げなくても警察官が駆けつけられるようにする制度）をおこなったり、自宅や勤務先周辺のパトロールをおこなったりしてもらえます。

また、DV被害に関する相談窓口を教えてもらうこともできます。

配偶者暴力相談支援センター

警察に相談することに抵抗がある、という方は、配偶者からの暴力全般に関する相談窓口「配偶者暴力相談支援センター」に電話してみる、という手もあります。

配偶者暴力相談支援センターでは、配偶者や恋人からの暴力を食いとめたり、被害者を守るために、

• 相談や相談機関の紹介
• カウンセリング
• 被害者および同伴者の緊急時の安全確保と一時保護

をおこなっています。

連絡先はこのとおり。

事前に電話連絡を入れてから、足を運びましょう。