悟性【Verstand】

カントによると、理性と感性のあいだにある、科学的思考の主体。五感(感性)から入ってきた情報を認識へと構成する概念化の能力。悟性作用を統合するのが理性。

カント哲学の用語として使われることが多いが、ヘーゲルによれば、理性を弁証法的思考能力とするなら、悟性は対象を固定的にとらえて、ほかとの区別に用いる思考能力ということになる。

悟性は、広義には、思考能力全般をいうこともある。

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