教養系資格は人生を豊かにし、自信を与えてくれる

就職や転職に有利な資格と異なり、教養系の資格は、それがあれば食べていける、というたぐいのものではありません。けれども、挑戦し、取得することで、人生を豊かにしてくれたり、張りが生まれたり、自分に自信をもてるようになったりと、目に見えないメリットがあります。

なにかとせちがらい世の中です。精神的な豊かさを希求してか、教養系資格の受験者数は増えているようです。受験者数ランキングもそれを顕著に物語っています。

（2012年度の受験者数に基づく）

１位の「漢検」の受験者数はなんと200万人以上。つづく「数学検定」は30万人以上です。

人間力を鍛えてくれる、おすすめの資格をご紹介します。

イチオシの教養系資格

漢検（日本漢字能力検定）

クイズ番組のレギュラー回答者たちがこぞって受験したこともあって、一時期ブームとなっていたのが、この「漢検」。ブームはいまなお衰える兆しがなく、年間200万人以上という受験者数を誇っています。１級から10級まで12段階あり、３歳からチャレンジする強者もいます。どうせ挑戦するなら、最後は１級を取りたいところ。ただし、合格者数は年間500人程度と、超難関です。

数学検定（実用数学技能検定）

数学についての検定試験では確たる信頼度を誇り、進学時に有利になることがあるほか、企業からも高い評価を獲得。就職に有利に働いてくれます。１級から12級まであり、準２級の合格率は40％前後です。

歴史能力検定

日本史と世界史の一般教養のレベルを認定する資格です。通称、歴検（れきけん）。難関の１級から、小学校終了程度の５級まであります。歴史好きを自認するなら、ぜひチャレンジしてみてください。

夜景鑑定士検定

日本各地の夜景の名所にまつわる知識を認定する資格です。旅行業界や観光産業に従事する方を対象に設立された資格ですが、男性が取得すれば、女性の評判も上々。なにしろ、世の女性陣には夜景好きが多いですからね。

アロマテラピー検定

実際に香りをかぎ、精油名を回答する実技試験のほか、アロマテラピーやエッセンシャルオイルについての知識を問うペーパーテストもあります。趣味で取得する方も少なくありませんが、アロマセラピストやアロマテラピーインストラクターとした活躍する道も開かれます。

以上のほか、「お寺検定」「テレビ検定」「新日本プロレス検定」「信長戦国歴史検定」「新選組検定」「鉄道テーマ検定」「日本ビール検定」「神社検定」「クラシックソムリエ検定」「日本城郭検定」……と、教養系の資格は枚挙にいとまがありません。ぜひとも、自分の興味テーマにマッチする資格に挑戦してみてください。

なお、なかにはカルチャー系の資格に分類したほうがいいものもありますが、実利のあるなし、自己満足度の高低などを加味しながら、仕分けをしました。あしからず、ご了承ください。

photo credit: born1945 via photopin cc

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