親が子どもの歯を磨くときの注意点は次の7つ。不倫先生の指南を受けてきましたので、ここでご紹介したいと思います。
不倫先生(別名、絶倫先生)というのは、近所の名歯科医です。腕はたしかです。名前の由来はこの記事「子どもの歯を強くキレイに育てる4つの方法」にあります。
子どもの歯を強くキレイに育てる4つの方法もくじ
子どもの歯の磨き方(仕上げ磨きの方法)7つのポイント
1.歯磨き粉は薄く塗る!
小豆大の歯磨き粉を歯ブラシにちょんと乗せて、指で薄く伸ばす、これで十分とのこと。漫画なんかの影響で、口から泡をぶくぶくさせて磨く人が多いけれど、歯磨き粉が多いと口から泡があふれて磨きにくくなるのだそうです。
歯磨き粉たっぷり使う派のわたしには、目ウロコでした。
2.子どもには手鏡を持たせる!
親子歯磨きの基本姿勢は、子どもが寝転がって親のひざに頭を乗せるポジションです。あるいは向かい合って磨く、というのでもOKなのですが、この際、3歳以上の子には手鏡を持たせるといいそうです。歯の磨き方が自然に身につきます。
3.歯に対し、つねに垂直にブラシを当てる!
これも重要。ブラシが歯に斜めに当たっていると、ブラシの毛が倒れた状態ですから、歯の表面をただなでているだけ。汚れがしっかり落とせません。毛先が汚れをかきだす、ということもありません。
4.1か所20往復!
ブラッシングの基本は1か所20往復。乳歯から永久歯への生え替わりの時期は、ブラッシングしづらく、磨き残しが出やすいので、とくに注意が必要だそうです。
5.歯の根元をもっとも念入りに磨く!
歯の根元は、歯垢がもっともたまりやすい場所のひとつ。歯垢は虫歯菌の温床ですから、とくに念を入れて磨くべきなのです。
6.ブラシは大きく動かさず、小刻みに!
電動ブラシになったつもりで、歯ブラシはできるかぎり小刻みに動かします。大きく動かすと、毛先が歯のミゾや隙間に入らず、汚れを落としきれないからです。磨き残しが増えます。
7.すすぎは軽く!
子どもの歯磨き粉にはフッ素が入っていることが多いのですが、磨いたあとにすすぎをやりすぎるとせっかくのこのフッ素が流れてしまうのです。だから、すすぎは1回でOKとのこと。多くても2回。ただし、1回のすすぎをゆっくりと長めにおこないます。
1の歯磨き粉をつけすぎない、というのにはこうした理由もあったのですね。
歯磨き後のケア
なお、歯磨きのあとはフロスをおこなうとベター。フロスは毎回やる必要はなく、夜の歯磨き後だけでいいそうです。
虫歯予防に、市販のフッ素ジェルやフッ素スプレーを使ってもいいいいそうですが、フッ素入りの歯磨き粉を使っているなら、それで十分だそうです。
自分磨きは4歳から、仕上げ磨きは9歳まで
絶倫先生によると、子どもには4歳から自分で歯を磨かせるようにするといいそうです。ただし、小学校の低学年くらいまではどうしても磨き残しがありますから、親の仕上げ磨きが不可欠です。
仕上げ磨きは、朝晩の2回が理想。ですが、自分でそれなりに磨けるようになってきたら、1日1回夜のみでもOK。
自分磨きがうまくできないときは、脇を軽くしめ、歯ブラシを短めに持たせると安定します。毎食後3分と時間をはかって磨かせましょう。
なお、子どもが親の歯磨きや仕上げ磨きをいやがる場合は、ブラッシングが強すぎる可能性大。この記事を参考にしてみてくださいね(๑′ᴗ‵๑)
子どもが仕上げ磨き(親の歯磨き)を嫌がるときは?